緩和ケアセンター

患者様へ

当院には緩和ケア病棟はありませんが、主治医より癌や心不全に伴う様々な苦痛(痛み・息苦しさ・吐き気・不眠・不安・だるさなど)緩和が必要な患者への介入依頼を受け、緩和ケアセンタースタッフが介入を行っています。緩和ケアセンタースタッフには麻酔科疼痛制御科医師(身体症状担当)・精神神経科医師(精神症状担当)・看護師・薬剤師・理学療法士・臨床心理士・医療ソーシャルワーカー・歯科衛生士・管理栄養士が所属しており、それぞれの専門性を生かしながら、また患者さんのお体の状態について、スタッフ同士が常に情報を共有し、患者さんとそのご家族のQOL(生活の質)の改善、向上をめざして活動を行っています。

また緩和ケア外来では、緩和ケア担当医師・専従看護師・専任薬剤師が中心となり、外来通院中の患者さんの苦痛を和らげ、自宅で穏やかに過ごすことができるように支援をしております。

がん診療に携わるさまざまな部門と連携し、治療と並行した、より早期から質の高い緩和医療の提供を行います。さらに地域の病院、緩和ケア病棟、在宅診療との情報共有・診療連携にも力を入れており、退院、転院後も切れ目のない緩和医療の提供をめざします。

医学部生、研修医の皆様へ

WHOより、緩和ケアとは生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとその家族の方々に対して、苦痛の緩和を行いQOLの改善を図るためのアプローチと定義されています。また厚生労働省より、がんと診断された時から癌治療と並行して緩和ケアが推進されている事もあり、各診療科から緩和ケアセンターへの紹介件数は、年々増加傾向にあります。

  紹介件数
2018年 339件
2019年 363件
2020年 389件

当院緩和ケアセンターでは介入依頼のあった患者を、緩和ケアセンタースタッフが各職種の専門性を生かし、診療を行っております。そして週1回行われるカンファレンスではスタッフ全員が情報を共有し、患者さんのQOL改善に努めています。

麻酔科医は緩和ケアセンターでは主に身体症状担当をしており、疼痛、呼吸困難、倦怠感、嘔気・嘔吐など様々な症状に対応しております。麻酔科医は医療用麻薬を初めとする鎮痛薬や鎮静薬の知識と経験に加え、神経ブロックを含めた様々な鎮痛手段に長けていることから効率的に患者の苦痛を取り除くことができます。また他診療科・コメディカルとの綿密なコミュニケーションが重要であり、チームとして全人的医療を行って参ります。

また当院は緩和医療学会認定研修施設であり、緩和医療学会専門医の指導の下、全人的なアプローチによる診療について学ぶ事ができ、また緩和医療学会専門医を取得することができます。総合力が求められる領域ですが、その分やりがいを感じる事が出来る仕事です。
我々と共に質の高い緩和ケアを目指しましょう!

緩和ケアセンタースタッフ

  • センター長 廣瀬 宗孝
  • 教授 髙雄 由美子
  • 助教 佐伯 彩乃
  • 病院助手 古畑真有
  • 看護師 乾 貴絵
  • 看護師 土井 陽子